有痛性外脛骨

概要

有痛性外脛骨は、くるぶしの内側の「外脛骨」という出っ張った骨に痛みが生じる状態です。


外脛骨は「過剰骨」(普通にはない余分な骨)といい、5~20%ほどの人に認められる骨で、土踏まずの上――「舟状骨」という骨の内側後方に位置します。


多くは出っ張りが見られるだけですが、激しい運動などで過度に足を動かすことで痛みが生じたり、足に合わない靴を履くことで骨が刺激されて痛みを感じたりすることがあります。


舟状骨には「後脛骨筋」というふくらはぎの筋肉が付着していますが、筋肉が過度の運動などによって疲労し硬くなると、付着部の腱を引っ張って外脛骨の部位に炎症が起きてしまうのです。


有痛性外脛骨は、骨が成長過程にある思春期頃の女児に発生することの多いスポーツ障害の一つですが、成人になるまで無症状のこともあります。


足首の捻挫がきっかけになって発症することが多いですが、前触れなく痛み出すケースもあります。また、偏平足や回内足だと、捻挫と同様足首のバランスが崩れていて外脛骨に負担がかかりやすいため、特に激しい運動をしていなくても、長時間の歩行や立ち仕事などで有痛性外脛骨になることがあります。


病院では安静の指示のもとに薬物療法や温熱療法、足底版を用いた足のアーチのサポートなどが行われ、ほとんどの場合はこうした保存療法で改善しますが、まれに良くならない場合は外脛骨の摘出手術が行われることもあります。


有痛性外脛骨は激しい痛みではないため、歩くのに支障が出ることはあまりありませんが、休まずに運動を続けていると重症化することもあるので注意が必要です。


■偏平足
偏平足は、足裏の土踏まずが無い――アーチ構造が崩れて平らになっている状態です。
幼児期の偏平足は、足関節周りの靭帯の緩みが主な原因で症状はなく、7~8歳頃までにはアーチ構造が形成されていきます。


一方、成人になって発症する偏平足は、内くるぶしの下に腫れや痛みが生じるのが特徴で、進行すると歩くのも困難になってしまうことがあります。


中年以降の女性に多く発症しますが、これはアーチ構造を形成する靭帯が、加齢による変性や負荷の蓄積によって緩んだり切れたりしたことで生じるものです。


■回内足
踵が内側に傾いて土踏まずが減少もしくは無くなっている状態です。立った時に重心が踵の中心に乗るのが正常ですが、回内足だと内側にずれてしまっています。


オーバーユースや加齢による筋肉の萎縮などが主な原因とされており、外反母趾や足底筋膜炎、膝痛、腰痛などの様々な不調につながりやすいです。


当院は原因に直接アプローチしていきますので、痛みは伴いますが、確実にしかも短期間での改善が期待できます。

  1. 運動した後に足が痛むのが気になる
  2. 内くるぶしの下が腫れて熱を持っている
  3. 足の内側を押すと痛みがある
  4. 靴を履くときに出っ張りが当たって痛い
     
などの症状でお困りの方は是非一度当院にご相談ください。
推薦の声

株式会社now代表取締役
TOESTなかたに鍼灸整骨院グループ代表
仲谷 健吾先生

清水先生は、産前産後施術の第一人者として、全国的に名の通る治療家のひとりですが、実は慢性疾患、内科疾患、スポーツ障害まで幅広く診れる数少ない治療家でもあります。私の治療技術セミナーCODE15でも、優秀な成績で卒業されました。清水先生を心より自信を持って推薦いたします。

 

仲谷健吾(なかたに・けんご)

1978年京都生まれ。鍼灸師・柔道整復師。アスレチックトレーナー。株式会社now代表取締役。TOESTなかたに鍼灸整骨院グループ代表。少数精鋭治療家集団 代表。2014年には毎日放送(TBS系列)番組「腰痛ゴッドハンド頂上決戦」にて、関西1万756店舗の頂点に立つ。2002~3年、天理大学スポーツトレーナー論特別講師。2003年、州立ジョージア大学鍼灸施術講師。

『3店舗以上回ってなお治らない人を治します。』をコンセプトに「最後の砦」として世界中から患者が来院。現在、予約は5年半待ち。2022年よりプロ治療家向け技術セミナー『プロジェクトCODE15』を立ち上げ、3期を終え沖縄から北海道まで医師やJリーグチーフトレーナー、整体師など150名を超える生徒を抱える。