腰椎椎間板ヘルニア
概要
腰椎椎間板ヘルニアは、腰椎という腰の骨の間にある椎間板が、何らかの理由で破れて飛び出てしまうことをいいます。
椎間板は、椎骨の間にあるクッション状の組織ですが、中心部に「髄核」と呼ばれるゲル状の組織があり、それを取り囲むように「繊維輪」という丈夫な組織があります。
この椎間板の繊維輪に亀裂が入り、中の髄核が飛び出してきて神経を圧迫し、さまざまな症状が現れると言われています。
代表的な症状は、片方の臀部からモモ裏にかけて痛む坐骨神経痛ですが、症状が進行してくると足に力が入りにくくなったり、歩行が困難になったりもします。
腰椎椎間板ヘルニアは、高齢者よりも20代~40代にかけての比較的若い世代に発症しやすく、50代以降になると、ヘルニアに似た症状を起こす腰部脊柱管狭窄症の方が発症率が高くなります。
腰椎椎間板ヘルニアの一番の原因としては、老化による椎間板機能の低下が挙げられます。さらに、多くの場合、日常生活の中で腰への負担が積み重なって発症します。
長時間の車の運転や中腰の作業、重い物を持つなどといった動作が引き金になりやすく、悪い姿勢の影響も大きいと言われています。
椎間板ヘルニアの多くは数カ月で自然に症状が軽くなる傾向にありますが、症状が長く続く場合(3か月以上)や、痛みやしびれが強くて日常生活に支障をきたす場合は手術を勧められることもあります(特に排尿・排便障害が出ている場合は注意が必要です)。
さて、ここで大事な臨床上のポイントが一つあります。
それは、こうしたヘルニアの状態と、痛みやしびれの症状が必ずしもイコールではないということです。
つまり、検査で腰椎にヘルニアが見られても、症状が出ずに日常生活に全く支障がないケースも非常に多くあるということです。
実際にヘルニアが原因で症状が起きていることもあるとは思いますが、多くの場合はヘルニアに関係なく症状は改善していきます。
大事なことは、病名にとらわれずに何がその人の体に負担をかけているのかを見極めていくことだと思います。当院は原因に直接アプローチしていきますので、痛みは伴いますが、確実にしかも短期間での改善が期待できます。
- 腰痛と脚のしびれに悩んでいる
- 最近足に力が入りづらくなってきた
- 前かがみになると腰が痛い
- 片方のお尻から太もも裏にかけて痛い
- 重い物を持ち上げた途端、激しい痛みに襲われた
株式会社now代表取締役
TOESTなかたに鍼灸整骨院グループ代表
仲谷 健吾先生
清水先生は、産前産後施術の第一人者として、全国的に名の通る治療家のひとりですが、実は慢性疾患、内科疾患、スポーツ障害まで幅広く診れる数少ない治療家でもあります。私の治療技術セミナーCODE15でも、優秀な成績で卒業されました。清水先生を心より自信を持って推薦いたします。
仲谷健吾(なかたに・けんご)
1978年京都生まれ。鍼灸師・柔道整復師。アスレチックトレーナー。株式会社now代表取締役。TOESTなかたに鍼灸整骨院グループ代表。少数精鋭治療家集団 代表。2014年には毎日放送(TBS系列)番組「腰痛ゴッドハンド頂上決戦」にて、関西1万756店舗の頂点に立つ。2002~3年、天理大学スポーツトレーナー論特別講師。2003年、州立ジョージア大学鍼灸施術講師。
『3店舗以上回ってなお治らない人を治します。』をコンセプトに「最後の砦」として世界中から患者が来院。現在、予約は5年半待ち。2022年よりプロ治療家向け技術セミナー『プロジェクトCODE15』を立ち上げ、3期を終え沖縄から北海道まで医師やJリーグチーフトレーナー、整体師など150名を超える生徒を抱える。